ゲストの五感を魅了する珠玉のメニュー紹介
神楽坂
和食 千竹籠盛り込み
潤コース ¥3,200円(税込)より
石畳の横丁に黒塀の一軒屋──いかにも神楽坂らしい風情を漂わせ、懐石割烹の店「千」は佇む。そこで供されるのは伝統を受け継ぐ日本料理。四季折々の趣向を凝らし、”粋”を体現したメニューの数々を心ゆくまで堪能できる。 昼の御膳『潤』は竹籠に盛られて登場(1)。天ぷら、焼き魚、煮物、田楽など、艶やかに秋の味覚が勢揃いする。どれもこれも手間ひまを惜しまず、丁寧な”仕事”を施したものばかり。たとえば、白和えに用いられているのは柿と梨。旬のみずみずしい果物の甘みが活かされ、女性のお客様にはとくに人気が高い。南瓜や大根などの煮物ひとつをとっても、深い味わいに感嘆させられる。この豪華な竹籠盛り込みを独り占めして、先付け、人気の焼胡麻豆富、ご飯、お味噌汁、甘味まで味わい尽くせば、大満足の昼餉になるだろう。
八寸
暦コース ¥10,000円(税込)より
一方、夜のコースでも海の幸、山の幸が彩りよく並ぶ。秋の実りを閉じこめたかのような八寸(2)は、まず目を喜ばせてくれる。とりわけ旬の柿をそのまま器に見立てた柿釜は趣があり、お客様からも大好評。柚子の香りを添えた秋鮭の南蛮漬けや食感が楽しいとんぶりと芋の和え物など、お酒との相性も吟味されている。
お椀
暦コース¥10,000(税込)より
日本料理の真髄とも言えるのがお椀(3)。蓋をあけた途端に、松茸の得も言われぬ香気が立ち上ってくる。炭火で焼き上げた自家製胡麻豆腐のとろりとした口当たりも後を引く。料理長の溝口裕久氏が「どなたにもぜひ召し上がっていただきたい」と胸を張る自慢の逸品だ。 深まりゆく秋──寒さが一段と増すほど、より豊富により華やかに食材が出そろってくる。正統派の懐石料理は五感を心地よく刺激する満ち足りたひと時を約束してくれるに違いない。
副料理長宮田 慎之介
“粋”を体現する割烹懐石で五感が喜ぶ満ち足りたひと時を
お客様の反応がダイレクトに返ってくるのが、この仕事の一番の魅力。カウンターに立つと、お客様と会話のキャッチボールができる楽しさもあります。将来、独立して自分の店を持ちたいと考えている人には、こういうカウンターのある小規模な職場が向いていると思います。料理も接客もオールマイティに身につき、自分の視野を広げられるでしょう。
神楽坂 和食 千
住所:東京都新宿区神楽坂3-1-43
電話:03-5261-7088
営業:【昼】火~土曜 11:30~14:00 日曜 11:30~15:00
【夜】火~土曜 18:00~22:30(L.O.21:00)※日曜はランチのみ
休日:月曜日・日曜日夜(第三日曜は終日)
交通:地下鉄各線「飯田橋駅」B3出口徒歩5分
2016年11月17日 掲載